全国では、気温30℃以上の猛暑日が続いていますね。
この異常気象はヒートアイランド現象と呼ばれるそうです。
身の危険を感じる程の暑さによって体にどんな症状が出てどう乗り越えていくのか、
日常生活の中で対策できることを紹介していきます。
Contents
ヒートアイランド現象とは?
ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことです。気温の分布図を描くと、高温域が都市を中心に島のような形状に分布することから、このように呼ばれるようになりました。ヒートアイランド現象は「都市がなかったと仮定した場合に観測されるであろう気温に比べ、都市の気温が高い状態」と言うこともできます。https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/01/qa.html
夏バテ
夏バテの原因
・気温の高低差による体の不調
暑い室外と冷房の効いた室内の激しい温度変化によって、体温調整のために常に交感神経が働き、エネルギーを消耗し、体が疲弊します。また暑さによる冷たい飲み物や食べ物の多量摂取による胃腸の冷えによって体がだるくなります。
・熱帯夜による睡眠不足
夜の気温が25℃以上を超えると睡眠に支障がでます。眠れず疲労がとれないと次の日に体がだるくなります。寝不足に陥ると自律神経が乱れ、さらに寝不足につながります。
夏バテを防ぐには?
① 冷房対策をする
電車の中、オフィスの中、スーパーの中で特に寒さを感じる人が多いと思います。ストールやカーディガン、オフィスでは靴下やブランケットなども準備できると思います。また、何か持ち歩くのを負担と感じる人はインナーや腹巻きを着用する、温かいものを飲む、こまめにストレッチするなど工夫するといいでしょう。
② 睡眠環境を整え、十分に取る
体は「体の中心部分の体温」が下がるときに眠気が生じるので、寝る30分~1時間前には入浴すると熟睡しやすくなります。床につく1時間前にはエアコンをいれ、寝具の湿気を取り除きましょう。室温は28℃、湿度は50%が最適です。頭の上部のみ冷やすと熱帯夜は熟睡できるでしょう。
③ 食事に気をつける
内臓を冷やし、体温を低下させる冷たい物、甘い物の摂取は控える。野菜をバランスよく、そして肉や魚といったタンパク質、カリウムを摂取できる海藻類や果物を食事に取り入れましょう。
④ 適度な運動や入浴する
冷えを最も感じやすいのは下半身です。運動や入浴をすることで足先の血流をめぐらせ、冷えにくくなります。軽いウォーキングや階段を登る、仕事中も席を立ち、適度に動くようにしましょう。
熱中症
熱中症の原因
高温多湿による体温調節機能の乱れ、多量発汗による体内の水分や塩分を失うことによって筋肉、神経、血流にさまざまな影響を及ぼす。症状としては、吐き気、めまい、頭痛、意識障害、痙攣があらわれます。さらに重症化すると脳の神経に異常が起こり、様々な臓器に障害があらわれ死に至ることもあります。
熱中症を防ぐには?
①塩分も含め、水分をこまめに取る。
日差しを避けやアスファルトの照り返しをなるべく浴びない日陰を通り、帽子や日傘、冷却グッズで体に暑さの負担を軽減させましょう。また、乳幼児、高齢者、運動習慣がない人、肥満体質の人、持病を持っている人が熱中症になる可能性が高いです。
②異変を感じたらすぐ休息をとる
熱中症はすぐに重症化することがあるので、立ちくらみ、頭痛などの症状や、体温が普段より1度でも高い場合、すぐに体を冷やし、涼しいところで休息をとることが大事です。
食中毒
食中毒の原因
食中毒は高い室温による細菌の繁殖が原因です。夏は特に室温が高いため注意が必要です。代表的なのは病原性大腸菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ属菌などです。外食先では主に生肉、家庭ではカレーや煮込み料理に注意が必要です。
食中毒を防ぐには?
①料理は生ものを避ける
ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心です。肉料理は生ものを避け、中心部が75℃以上で1分以上の加熱が目安です。
②自宅の料理はすぐ冷蔵庫で保存する
カレーなど煮込み料理で発生するウェルシュ菌は一度"芽胞"を作ってしまうと加熱しても死滅しないことから、調理中はよくかき混ぜ、鍋底にも空気を送りながら加熱しましょう。菌の繁殖を防ぐには低音で保存することが必須です。調理後は小分けにするなど工夫し、すばやく冷却して冷蔵庫に保存しましょう。
今回のまとめ
今は日本だけでなく、世界でも異常気象が続いております。
アメリカのカリフォルニア州デス・バレー国立公園では52.0度という驚異的な気温を観測しています。海やバーベキューなど夏にしか楽しめないコトが沢山ありますが、自分の体を守れるのは自分だけです。体調管理を万全にし、この暑さを乗り越えていきましょう。