最近は夜になっても蒸し暑いので、冷房をつけて寝ている人も多いでしょう。
涼しい部屋だと快適に眠れますが、寝ている間に足がつり、急激な痛みで起きたという経験はないでしょうか?
寝ている間に足がつると起きてしまうので、睡眠を妨害されてしまうことがあると思います。また痛みが治まっても足に違和感が残ってしまったりするでしょう。
今回は足がつる原因から予防法と対処法について説明します。
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正式名称
「足がつる」「こむら返り」の正式名称は「腓腹筋痙攣」です。
腓腹筋痙攣とは、
腓腹筋に起こる強直性の痙攣。激痛を伴う。こむらがえり。
デジタル大辞泉
腓腹筋=ふくらはぎ のことです。
簡単に言うと、ふくらはぎの筋肉が強く収縮して痛みが生じることです。
足がつる原因
足がつる原因は3つあります。ミネラルバランスの崩れ、疲労や運動不足、冷えによる血流の悪さです。
・ミネラルバランスの崩れ
ミネラルとは、
必要な微量栄養素です。人間の体では作ることができないため、食物などから摂取する必要がありますが、それぞれのバランスが大切です。
ミネラルは無機質とも言われます。カルシウムやマグネシウム、カリウムなどがあります。ミネラルが不足しバランスが崩れると、筋肉の収縮・弛緩が正しく行われなくなり、足がつってしまいます。夏は汗と一緒にナトリウムやカリウムが多く流れ出てしまうため、足がつりやすくなります。
・疲労や運動不足
疲労で起こるというのは、過度の運動によって筋肉が緊張状態になり、痙攣を引き起こします。運動不足で起こるというのは、ふくらはぎが緊張状態になりやすく、また筋肉量が少ないと下半身の血流が悪くなり足がつりやすくなります。
・冷えによる血流の悪さ
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われていてふくらはぎの血流はとても重要です。冷えによって血流が悪くなると、下半身に疲労物質がたまりやすくなり、筋肉が硬くなり足がつりやすくなります。
予防法と対処法
足をつらないための予防法
足をつらないための予防法は、
・ミネラルを補給する
ミネラルの摂取量は多すぎても少なすぎてもバランスが悪くなってしまうので、適切な量を摂るようにしましょう。
・適度な運動をする
運動不足の方は、最初は軽いウォーキングなどから初めて、毎日運動を続けることが大切です。運動後はストレッチやマッサージをして疲労を取りましょう。
・部屋を冷やしすぎない
冷房が効きすぎると部屋が冷えてしまうので、冷房や自分自身が服を着るなどして温度調節をして体を冷やさないようにしましょう。
足がつってしまった時の対処法
足がつってしまった時は、つってしまった方の足先を手で持って自分の方に向かってふくらはぎの筋肉を伸ばしましょう。この時、足を伸ばすのではなく、ふくらはぎを伸ばすことを意識すると良いでしょう。
まとめ
今回夏に足がつりやすい原因は、汗をかきやすく、ミネラルのバランスが崩れがちであり、また暑さで運動する気が起きず運動不足と冷房のついている部屋で寝るため血流が悪くなり、足がつることが多いということがわかりました。
ミネラルの摂取量には気を付け、夏だからと言って涼しい部屋でゴロゴロしていると足がつりやすくなってしまうため、適度な運動をしっかりと行い、冷房の効きすぎには注意しましょう。
もし、足がつってしまったときは、ふくらはぎを伸ばすことを意識して伸ばしましょう。